ある老舗の中古カメラを扱う質屋でも、だいぶ前からカメラの委託販売を行ってきた。商品を頂かる期間は二ヵ月。委託手数料は徴収しておらず、商品が売れたときの委託販売手数料は、販売金額の一五パーセントをもらっている。ただし、扱い数は全体の五パーセントにも満たないほどで、わざわざ来店してくれた顧客の選択肢の一つとして、顧客サービスの一環として実施している。中古カメラの場合は、一般的に商品の下取り交換という方法が多い。手持ちのカメラが古くなって別のものに買い替えるとき、あるいは手持ちのカメラに飽きてほかの機種に替えたいときに、手持ちのカメラを買い取ってもらい、その代金をもとに買い替えるわけである。いわば一種の買い取り方式である。この下取り交換が多いこともあって、この店では中古品といっしょに、新品のカメラもいろいろと扱っている。したがって、完全な買い取り販売と下取り交換が圧倒的に多いために、この中古カメラ店での委託販売は、あくまでも消費者サービスの一環、という枠内にとどまっているようである。