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検査は厳しくあるべき

銀行にとってもっとも怖いのは免許取り消し処分だが、そこまでいかなくても不正が発覚して頭取が辞任に追い込まれたケースは過去にある。最近の例だと2006年、三井住友銀行が融資先の中小企業に金融派生商品の購入を強要していたことが明らかになり、一定期間この商品の販売を禁止する行政処分が下された。しかし、検査の目的は不正の摘発にあるわけではない。本来の目的は金融庁の行政方針や施策を徹底させることだ。銀行の組織や体制をしっかり整えて、行内の指示命令系統や、現場での行動、各種リスク管理などをチェックするのが第一で、不正の発覚はあくまでもその結果にすぎないのである。なにもやましいところがなければ怖がる必要などないと思うのだが、当事者の銀行にしてみればそうもいかないのだろう。銀行が大量の不良債権を隠していたりすると、社会全体が混乱におちいる。そうした事態を防ぐためにも、検査は厳しくあるべきなのかもしれない。

アルミニウムの危険性

アルミニウムの危険性は、生活のどういったところに潜んでいるのだろう。まず、飲み水。わずかではあるが水道水にもアルミニウムが含まれている。研究者の中には、水に溶けているアルミニウムは体に吸収されやすいため、その毒性が高いと述べている人もいる。液体にアルミニウムが溶けている状況として、日常的に考えられるのが、アルミ製の鍋を使って調理するとき、また、アルミ製の缶に入ったジュースやビールを飲むときなどだ。アルミ製の鍋から溶けだすアルミニウムの量は、水道水に含まれる量とは比べものにならない程多い。例えばアルミ鍋で水道水を沸騰させた場合、その濃度は、欧米などで定められている最大許容濃度を大きく上回ってしまう(日本では設定されていない)。それよりもひどいのがアルミ缶に入った清涼飲料水の類いだ。清涼飲料水には酸性のものが多く、積極的にアルミニウムを溶かすはたらきをする。

懐石料理と会席料理、何が違う?

懐石料理と会席料理―どちらも、読みは「かいせきりょうり」です。いずれも和食で、料理が一品ずつ出されるスタイルは同じです。しかし、この二つは、その発祥も供される目的も、かなり異なった食事スタイルです。懐石料理は、茶人たちが茶会でお茶を楽しむとき、「空腹でお茶を飲むと体によくない」ということで、お茶の前に軽い料理を出したのが始まりといわれています。つまり、懐石料理は、茶の湯の席でお客様をもてなす茶事に供される料理です。このとき出される簡素な料理は、お茶を飲む前の腹ごしらえであり、あくまでも抹茶をおいしく飲むための脇役です。お酒も供されますが、主体はご飯です。料理は、ご飯と一汁三菜(汁、向付、煮物椀、焼き物椀)が原則。これに、炊き合わせ、酢の物などの強肴が出されることもあり、その後、小吸物、八寸、湯桶、香の物となります。これらは、茶会を催す亭主が、季節感を何よりも重視した素材を格別に吟味して手作りし、お客様をもてなします。それぞれの量はごく少ないのが特徴で、豪華さはなく簡素な料理です。しかし、暑い時期には冷たいものを、温かいものは温かくして提供され、できたての最もおいしい状態で味わってもらうような配慮がなされます。もてなす側の心がこめられた料理といえます。